高市自民党総裁誕生!それに伴って政局がとても面白いことになっていますね。
先ずは公明党の連立離脱、それにより首班指名をめぐる動きが混沌化してきました。
今は実は結構これまでにないほどの大きな政治の転換期を迎えようとしているのかもしれません。
それぞれの動きをきちんと見ておいた方がよいですね。誰が信用できて、誰が信用できないのかがあからさまでわかりやすくなってきているので、私も含め国民の皆さんは、これまでの自分の考え方や思想的なものを、いったんリセットして、もう一度見つめなおした方が良いかもしれません。

公明党の連立離脱は「想定外」か「想定内」か?
マスコミ等でも大変な大騒ぎになっておりましたが、確かにこれが大きな転換点ですね。
私が高市さんの立場で考えた時に、実はたぶん公明党の件が一番頭が痛かったと思うのです。
なぜならば、筋金入りの保守派の人たちは、絶対に公明党との連立解消を望んでいたからです。しかし自民党の挙党一致ということを考えると、公明党と離れるなんてとんでもない、今後の選挙はどうなるんだ、という人たちが少なからず党内にいるわけで、自民党から公明党を切る、なんて到底できなかったからです。
高市さんは本心では公明党なんか政策を進めるうえで邪魔でしかないのでさっさと切り離したかったはずですが、ほかの自民党員の手前、絶対に自分の口からは出て行ってくれ、とはいえない。でもここで日和ってしまうと、せっかく自民党に戻り始めた保守の皆さんから失望されてしまう。。。
しかしあろうことか、なんと向こうから出て行ってくれましたね。
これは超ラッキー!心配事が勝手に自らいなくなってくれた!なんというヒキの強さ!という風にも見えるし、もしかしたらこれも誰かが裏で仕組んでいたことだったかもと考えられなくもありません。
麻生さんっぽいという噂ですが。
とにかく表面的には「私の責任です。」といっておりますが、別に直接高市さんから公明党に離脱を要請したわけではないのですから、党内の公明党に残ってもらいたかった人たちにもなんとか言い訳が立つわけです。
しかし公明党がなんでスパッと離脱するってなったのかがよくわからないのです。連立内である程度の地位を保つためにブラフのつもりで強気にでて失敗したのか、それとも親分の中国様にゴリゴリの保守の高市と組むことはまかりならん、と言われたのか。私はしかし後者はどうも違うような気がしているのです。中国もそんなにバカではないと思うので。
どっちにしても「政治とカネ」の問題が原因といってますが、明らかにとってつけたような言い訳です。確かに放置してはいけない問題ではありますけど今の状況でそれほど優先度が高くない、ということは理解できるでしょうか。要するに他にもっと優先すべき問題がいっぱいあるやろという中で、そこまで重視するべきほどのことではないのです。公明党にとってはあまり大した政策を出してないのでこれは優先度高いかもしれませんが。
どっちにしても高市さんを応援する皆さんにとっては公明党の離脱は喜ばしいことなんです。
これで自民党の議席数が大幅に減るじゃないか~、と騒いでいる人達、ちょっと感覚がずれています。
と、いうのは高市さんを支持する国民の皆さんにとっては、公明党の政策理念が保守本流のそれとは全く相容れないので、公明党の支持がないと選挙に通らない議員なんか必要ない、どうぞ淘汰されてください、というのが主流の考え方だからです。とにかく政策を実行するうえで足枷になるような公明党はさっさと切り離して、きちんと政策を実行してください、というのが高市支持者の概ねの希望です。
ただ議員さんはそういうわけにはいかないでしょう。選挙に通らないと今の地位が保てないわけですから。でもそれが本来あるべき姿で今までが甘やかされていたんだと腹をくくってもらうしかないですね。政策がらみで何か目に見える活躍をすれば国民の皆さんは必ず1票を投じてくれるはずです。
公明党さんにとっては結局ブラフが効いて今の自民党執行部が折れてくれるという考えをもし持っていたうえで党首会談に臨んだのだとすれば、それ自体が世論や時勢を読めていないということになるので自業自得なわけです。仮に中国さんの命令だとしても、中国にとってそれは悪手でしょうね。今のように与党にいてもらって中国に都合の悪い政策を抑止してくれた方がよっぽど中国にとっても都合がよかったはずですから。
首班指名はどうなるのか
しかし公明党が離れたせいで、公明党は首班指名に高市さんの名前を書くことはなくなったわけです。そしてかわりに大きな問題が見えてきました。その問題は自民党内です。
簡単にいえば自民党は衆議院で196議席あったとしても、全員が高市さんを首班指名するとは限らないんですよ。後ろから撃たれる可能性はゼロではないのです。だからそこは不安のタネとなったわけです。公明党がどうしても必要な人もたくさんいて、さらに高市さんにすんなり決まるよりは混沌が続いたほうが都合がいいという人も中にはいるに違いないのです。
なぜ公明党が必要なのか?選挙に通るためです。つまり選挙に通るためなら政策なんかどうでもいいという議員さんもいるということです。そして国民の皆さんの多くは、「そんなやついらない」となっているわけです。
野党にもまともな人もいっぱいいる反面、似たようなバカなことを言ってる人もやはりいるわけです。
立憲民主党の安住幹事長は「政策なんかどうでもいいから、野党は結集して高市の首班指名を阻止しよう。」といってのけました。政権とるためならばとにかく政策なんか後回しだ、といったのです。後で言い訳をしてましたが、これを言っちゃダメですよね。
そもそもその先どうするつもりだったんでしょうか。そこで安住さんの仕事は終わり、というなら彼が自分のためにいうのは勝手ですが、我々国民はそこが終わりじゃないですよね。要するに国民のことなんか、何も考えてない、ということです。
福島さんもおなじこといってますよね。「高市総理を阻止するために野党は結集しよう。」
同じくその先どうすんねん、お前はそれで満足かもしれんけど国民はどうなるねん、という話です。
もっともこの人の話なんか誰もまともに聞いてないと思いますが。誰か教えてあげてください。
つまり単純な話です。立憲民主党、社民党などという輩は何にも国民のことや国の将来のことなど考えていない、ということをはっきりと露呈させたわけです。もういい加減にこれらの人たちの口車にのって、マスコミの偏向報道に踊らされて、これらの人たちの言うことを信じたり支持するのはやめた方がよいです。はっきりといえば、これらの政党を支持している方はいい加減にしっかり目を覚ました方がいいです。
なぜならば「私たちは国民のことなんて何も考えてませんよ。」とわざわざ自らアピールしたんですから。
政策はどうでもいいと口にした時点で、ああ、この人たちは信用してはいけない、と理解するべきです。
普通の政党であれば、いかに多数派工作ができてなくても、自分の党の長を首班に指名するはずです。問題は決選投票になったとき、というか必ずなるでしょうが、自民党の議席数をそのまま高市さんの票と計算していいのかということです。対立候補に入れなくても「白票」としても高市さんの足を引っ張るなら十分機能はするはずです。なのである程度割り引いて考えてはいると思いますが、これが不安材料です。記名投票なのである程度の覚悟がないとできないでしょう。そういう意味ではここは杞憂かもしれません。
まあいずれにしても維新が連立を組むとなったことで、ほぼ高市さんの首班指名選での勝利はほぼほぼ決まった感じがします。本当に良かったと思います。
維新にしてやられた国民民主
玉木さんや榛葉さんが主張していることが、別に連立を組まなくても、政策ごとにそれぞれを通していけばそれでいい、そのように政治の形が変わっていくだろう。実際本当にためになる政策であれば党を超えて合意するはずですし、細かな違いはそれこそ議論を尽くして合意点を見出してやってくれた方が、同じ政策案でもよりブラッシュアップされたものに仕上がるかもしれません。そんな風にやっていく中で、正直今までのやり方から脱却できず、ただ国会議員であることを目的に選挙だけうまく立ち回って、無能なくせに議席に居座る、そんな議員はどんどん淘汰されていくかもしれません。
しかしなんとそこで維新が連立を組む可能性がでてきました。維新が組めば国民民主党より衆議院の議席がおおいですし、ほぼ過半数に近くなります。つまり少数多政党で政策ごとに是々非々でやっていく、という状態になると踏んでそっち方向になる前提で進めていた国民民主党は、維新が「自民党と連立を組む」となった時点で思惑がはずれたのでした。
またタイミングの悪いことに、そうなって公明党が連立離れて維新が組むかもとなったところで、公明党との党首会談があり、国民民主は政策ごとに都度各党と連携していく方針でだったものですから、公明党とはいわゆる「政治とカネの問題」、すなわち政治資金規正法の改正のことですけど、これは公明党と出していますので(ここの改正について)しっかり連携していくと、ごく当然のことをいったのですが、なんか世間には変なメッセージを与えてしまいました。自民党とは組まないといったくせに公明党と組むとは何事だ、ってね。
政策ごとに各党が連携する
政策ごとに各党が是々非々で連携して政策を通していく、ということは決して悪いことではなくて、むしろそうなったほうが良いと思います。維新にとっては要は副首都構想で自民に折れてもらえればそれでよかったわけで、そのために議席数をエサにして首班指名を確実にしたい自民党を釣り上げたわけですが、だいたいの政策は概ね自民党(ただし高市さん一派)と一致してましたので、維新はうまく立ち回ったといえます。
しかし実際に政策を実現していくとなると自民党内部も一枚岩ではないわけですから、やはり複数の同じ政策を掲げる政党どうして政策ごとに是々非々で連携してすすめていく、という流れになると思います。

優先するべき政策を実行していくうちに
とにかく前の選挙で参政党、国民民主党が議席を増やしたのは、結局自民党が大きく議席を減らしたからです。
国民の多くが今望んでいる政策を実施していけば、それらの仕事をした政治家、政党は評価され、次の総選挙では議席数を伸ばすでしょう。
そうなれば次に議席数を減らすのは目に見えています。露骨に何も役に立ちそうにない、立憲民主党、公明党などでしょう。公明党はもう支持母体の創価学会の力もあまりあてにしない方がいいかもしれません。学会員の中にも選挙で公明党を支持することに疑問を呈している人も出てきているからです。それでも今まで通り無理やりに選挙で指定する候補者に入れることを強要して、いちいち調査までする。そういうこと民主主義の国で続けていていいはずがない。だから政教分離の原則があるのに、解釈捻じ曲げてセーフにしてる。もう通用しないでしょう。
自民党は公明党の選挙協力がなくなって議席を減らすかもしれませんが、きちんと政策実行能力がある候補者がたてば逆に大躍進するかもしれません。何しろ高市効果で党員がものすごく増えているという話です。これは高市さんを支援したい、不当に排除されないできちんと総理大臣として仕事ができるように自民党内の反対勢力から守りたいという有志の国民の願いです。国民にとってはどっちにしても議席だけが欲しいだけの議員さん、選挙のための政治しかできない議員さんにはさっさといなくなってもらうことが一番です。
本当に一番邪魔で厄介なのはやはり自民党内の左派勢力ですね。自分たちが自民党の支持者を大幅に減らした上で何にも国民のための政策を実行できてないという自覚はあるんでしょうか。この人たちを一掃できるなら自民党は少々議席を減らしてもよいと思います。本当に政策実行能力があって高市さんのもとで国民のための政治をしてくれる議員さんの数が増えるのなら。
そうなっていけば、いずれ自民党だけで過半数取れる状況になっていくかもしれません。もし過半数がとれなくても国民のための政策さえきちんと実行していただけるのならそれでいいですけどね。
思考停止から抜け出しませんか
逆に一党で過半数取れるようになれば、それでまた党の方針に従っていれば、あと議席だけ埋めて政策とか何も考えなくてもよい、議員の席に座ってればいい、という思考停止した議員が与党に出てきそうですので良し悪しかもしれません。むしろたくさんの政党があって、それぞれがきちんとした政策をもちよって、その政策を通すためにガンガンやってもらう方が良いと思います。政策出せない政党は国会に居場所がなくなるでしょう。
社民党なんかもう消えかかってますが完全に消えてくれて結構だと思います。もう居場所なんかどこにもないでしょう。そういう政党を支持している方も本当にいい加減まじめに考えてほしいと思います。そうならないと世の中はよくならないです。
変な妄想とか感情で誰が嫌だとか、女性初の総理大臣が誕生しても、高市さんは違うだとか、うれしくない、とか言ってる人たちは、本当に目を覚ましてください。あんたがたも明らかに「嫌いだからいや」で思考停止しているんですよ。だって理由がわからないし説明されてないですから。
選択的夫婦別姓にしてもどうしてもそうでなければならない、という納得いく理由を一度も聞いたことがない。一方反対する人は通称使用でほぼほぼうまくいくように制度化されているので、わざわざ社会的リスクを払って変える必要はないと明確に理由を言っているのです。制度化で不足している部分がもしまだあるならそれを補えばよいともいってますが、推進派は変えなきゃダメの一点張り。
私はこの選択的夫婦別姓の件、旦那さんは車は通勤に使うだけなので中古のセダンで十分だよといってるのに、絶対アルファードの新車じゃなきゃいやだとダダをこねてる奥さんと全く同じに見えるんですよね。どっちにしてもこの家庭にはアルファードなんかよりも他にいるものがたくさんあるんですけどね。
とにかく何を正しいとし、正しくないとするかは、しっかり考えて見極めてほしいと思います。自民党の執行部広報はもうマスコミに頼らずSNSで会見の様子を公開するようにしました。マスコミが間に入っていろいろ操作するのを防ぐためです。そうまでなっているという事実をみて、なぜそういうことをする必要があるのかを考えれば、おのずと何を信じて何を信じるべきではないかが見えてくると思うのですが。

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