【社説】皇室典範改正をめぐる暴走 このままの成立は許されない
朝日新聞2026年7月10日の社説。「皇室典範改正をめぐる暴走 このままの成立は許されない」を読みました。
ちょっとひどい内容の社説でした。
先日に投稿した私の記事でも皇室典範改正について触れているのですが、マスメディアの認識がここまでずれていると、おそらく世間一般の認識も相当なんでしょうね。
これって大切なことだと思いますので、本当に誤解のないように、皆さんには正しい認識を持ってもらいたいと思います。
同時に怖ろしく感じました。こういうの真に受けていたら確かにおかしな考え方をする人がたくさんいても仕方がないなあと。そういう意味では新聞側の目論見は上手く行ってるんでしょうね。
しかし我々は本当に「情報リテラシー」というものを重視しなければならないことを痛感します。
情報を鵜呑みにしないで、「あれ?おかしいぞ。」と思ったら立ち止まる、という癖をつけましょう。
朝日新聞側でこの記事の要旨をまとめてくれてますので引用します。

①皇室典範改正案は男尊女卑をいびつに反映する内容だ。
→違います。というか男尊女卑とか関係ありません。無理やりそんなワードをもってくるのがおかしい。
伝統的に男系継承をしてきたのだから男系継承を続けるのが当たり前というか大前提です。
ここに男尊女卑や男女平等を持ち込むことこそが「いびつ」です。
②立法府や国民の「総意」から逸脱している。
→そもそも立法府や国民の総意に寄り添う必要はありません。というか「総意」ってなんやねん。
あのね、皇室の継承は大統領を選ぶとかそういうのと根本的に違うのですよ。
これは家の継承の問題です。そもそも共産主義者が存在する時点で「総意」など一致すべくもありません。
天皇制(この言い方も嫌い)を廃したい人たちの意見を容れろと?ないわー、というかありえんでしょ。
今の皇室が抱える問題を解決できる条文に改正すればいいだけのことなのです。主義主張挟む余地なし。
これで解決できるのか、漏れはないか、不備がないか。論じるべきはこれだけです。
③このままでは歴史に汚点を、将来に禍根を残す。
→女系継承を推してそれを認める改正をすれば、まさに歴史に汚点を、将来に禍根を残すことになります。
理由は2000年以上続いた皇室の系統をここでぶった切ることになるからです。
少なくとも私が生きてる時代の人間がそれをするなんて、私はまっぴらごめんです。
まさに、ご先祖様に顔向けできません。それだけはやめて欲しい。理由は後で説明します。
それをやろうとする人間を全力で止める責任が私たち国民にはある、と私は思います。

結論ありきの記事
ざっと記事を読んだ率直な感想は、それぞれの論点が結構無理やりで、最初に結論ありきの論調が見え見えで、だれが納得するのか、と思いました。
「憲法1条は天皇の地位を『国民の総意に基づく』と定める。」と書いていますけど、意味が違いますよね。
これは「日本国民統合の象徴として天皇をおくことを国民の総意とする。」ということであって、次の天皇を誰にするかは国民の総意で決める、っていう意味ではない。当たり前ですよね。
さらに「天皇制に埋め込まれた男性第一主義を見直す好機だったのが、これではかえって男尊女卑を歪(いびつ)に反映する制度になってしまう。」と、ここでなんか手前勝手な言い分をあたかも前提のように書いてます。
「男性第一主義」って何?これで「男尊女卑だ」とかの印象にもっていこうとしている。
皇室はお父さんの血筋をたどっていったら最終的に神武天皇に行きつく、という系統を守ってきたわけですよ。
これ女系天皇を認めたら、違う人に行きつくってわかりますよね。男性優位とか男尊女卑とか男女平等という話ではないのです。こうやって血統を継いできたのだからそのルールに従う、っていうことで、このルールに従った人を正統な皇位継承権のある人と決めるルールなわけです。
まずなぜこの「正当性」を覆すルールに変更する必要があるのですか?男女平等だから?――無理やりでしょ。
「世論調査では女性天皇や女系天皇を容認する意見が多数を占める一方、旧宮家からの養子縁組については賛否が割れる。」なのでこれ国民の総意ではない、といってるわけです。
正直この「女性天皇や女系天皇を容認する意見が多数を占める」っていうのもメディアが扇動しているところがあるので、ここは正しい知識と教養を身につけておかないと、安易に「女性が天皇でいいやん」という意見に流されがちです。マスコミ各社は最大限にこれを利用しています。皇統のルールをちゃんと説明しないで「女性天皇、いいでしょ。」というイメージで皇統を崩そうとしているのです。騙されないでほしい。
そして「旧宮家からの養子縁組」もマイナスイメージを持たせて、阻止しようとしている。
先日の記事で申し上げたように、皇統を存続させためには、そうするしかない、極めて真っ当で必然的な措置なのです。旧宮家11家を復活させようというわけではない。その血筋の方を、つまり父方をたどれば天皇にいきつく血統の方を、今の宮家の養子にできるようにしましょう、という改正です。これは天皇家を含む現宮家で正当な継承権をもつ男子を確保するためにはこうするしかない、疑いの余地のない方法で、賛否とかそんな問題じゃない。勘違いしてはいけません。朝日新聞やその他のメディアは巧妙にここを勘違いさせようと誘導してます。怖くなるわ。
それしか方法がないことを取り上げて賛否が分かれるとか、なんかもう、何言ってんのか意味が解りません。
皆さんにはぜひ「男女平等」とかそのような綺麗ごとは横に置いておいて、まず現状を正しく認識してください。
今の世代の宮家は天皇家も含め女性ばっかりで、今の皇室典範のままでは皇位継承権を持つ男子どころか、皇族もいなくなってしまう、という可能性もあるのです。なぜなら内親王殿下を含む女性皇族の方は一般の方と結婚すれば皇族でなくなるルールになっているからです。いわゆる「臣籍降嫁」というやつです。
なのでもう一つの改正は、結婚してもその方だけは皇族の身分のままでいていただく、というルールです。
皇族がいなくなれば、それらの方が担うご公務の担い手がいなくなるからです。
これらの改正に反対する方、愛子天皇を待望する意見に署名をした方々、あなたたちはこうした皇族女性の方々に「結婚するな。」といっているに等しいことに気が付いていますか?それこそ、これらの方々への人権侵害であり、そしてそれこそがあなた方が一番嫌ってることじゃあないんですか。
結局のところ皇統を破壊しようというたくらみに乗せられている、と早く気が付くべきです。
朝日新聞のこの論調、結局は皇統をめちゃくちゃにしたいという結論ありきの無理やりな論調じゃないですか。
「天皇陛下も6月11日の記者会見で『国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります』と述べた。」
これは陛下が、「国民の皆さんの総意を得られる方法を決めてください。」、とおっしゃっているわけではありません。「こういう皇室の事情を皆さんが正しく理解してください。」とおっしゃっておられるのです。
間違った方へ誘導されないでください。
朝日新聞ってここまでひどかったのか
皆さんが中学生や高校生の時はどうだったか知りませんが、私が中学生、高校生だったとき、学校の先生や塾の先生からこのように言われていました。
「国語の現代文、評論文の成績をあげたければ、朝日新聞の社説と天声人語を読む習慣をつけてください。」
当時バカだった中学生の私は、この言葉を鵜呑みにして、家に帰ってから父親に直訴したわけです。
私の家は産経新聞を購読していました。なので、産経はやめて朝日新聞を取って欲しい、と父にいったわけです。
私の父はひとこと「アホか。」といって、全く話を聞こうともしませんでした。
当時のバカな子供だった私はなぜこれが一蹴されたのか理解できませんでした。先生がいってるのに。
でも今ならわかります。私も父と全く同じことを言い、全く同じ態度をとることでしょう。
こういう経験は多分私だけじゃないはずです。全国でこういう左翼思想を持った教師が同じような洗脳教育を子供たちにしようとしていたわけです。今考えると寒気がします。
単純に今日のこの社説を読んだだけでも、読むに値しないどうしようもなくくだらない文章に思えます。
これを読んで国語力や文章読解力がつくのかはなはだ疑問といわざるを得ません。
いや、もしかしたら国語力や文章読解力がつくのかもしれませんね。いかに出鱈目で無茶苦茶なことを書いているかということを見抜く目というか。反面教師的に、そういう意味だったのかな?

なぜ皇室云々にこだわるのか
私がなぜここまで皇室の話を執拗にするのかといいますと、先に少し書いたことが理由です。
すなわち「先人が守ろうとした皇統を私たちの時代で崩壊させることはできない、ご先祖様に顔向けできない。」
これにつきます。
どの方々に一番顔向けできないのかというと、それはそれほど昔の時代の方々ではありません。
先の大戦後、実際に皇室は解体される危機に直面したわけです。
私たちの国は戦争でボロボロに負け、降伏を強いられたわけです。それでも当時の国民の皆さんは「皇室の存続」のみは嘆願したといいます。これが敗戦国であった日本国民のまさに「総意」でした。
一方で昭和天皇陛下はGHQのマッカーサー元帥に「すべての責任は自分にある。自分はどうなってもいいので国民のいのちは守って欲しい。」とおっしゃったといわれています。
GHQのマッカーサー元帥は国民を思う天皇の気持ちと天皇を維持したいと願う国民の願いの両方を鑑みて、皇室の継続を決定したということです。
戦時中の多くの皆さん、特に戦争に行って命を落とした皆さんの多くは、何も狂信的な天皇崇拝論者ではなかったはずです。ただ、「自分の家族を守りたい。」「自分の家族が住む日本という国を守りたい。」その思いがほとんどだったと思います。「日本という国を守りたい。」ということは、日本という国体を守りたい、ということで、それはすなわち2000年の皇統を受け継ぐ天皇がいるという国体です。
彼らが自分の命を差し出して守ろうとしたものを、私たちが簡単につぶしていいものでしょうか。
少なくともそれは私にはできません。
そういう汚名を歴史に刻みたくありません。だからそういうことをさせまいと努力するのは当然なのです。
でも戦後の自虐史観に基づく歴史教育ではこうしたことは一切教わりません。教育現場を左翼思想を持つ人たちが牛耳って私たちが大切なことを知る機会を奪ったのです。それだけで彼らは信用するに値しません。
既に多くの人が知るところになっていることですが、
日本の皇室は、世界で最も長く継続している王室です。
二番目に長いデンマーク王室は10世紀のイェリング王朝が始まりで、イングランドを支配したクヌート王などは「ヴィンランド・サガ」にもでてきますね。
日本は神武天皇を祖とすれば紀元前660年からですので約2700年、実在が確実とされている継体天皇からでも1500年続いています。ただしその5代前の雄略天皇もほぼ実在が証明されておりますので、どっちにしてもざっくり2000年といってまあ差し支えないかと。
これって国民としては単純に自慢していい、誇っていいことだと思います。
もっとも、このことを教えてくれた教師は1人もいなかったですけど。

そして今「女性天皇・女系天皇を認める」意見を推して、これがまかり通ってしまえば、我々はこの2700年の歴史を無知ゆえにぶった切ってしまった愚かな時代の民となるわけです。
後の世にそんな風にバカ呼ばわりされる国民になりたいですか?――私は嫌です。




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